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【2021年-2022年秋冬春最新版】交換タイプ|グリップヒーターの選び方を徹底解説!|電圧監視機能?保証期間?全周巻き?

グリップヒーター
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グリップヒーターの選び方

冬のライダーにとっては必需品ともいえる有難いアイテム、グリップヒーターのご紹介です。
デイトナ(DAYTONA)、エンデュランス(Endurance)、KIJIMA(キジマ)、コミネ(KOMINE)などのバイクパーツメーカーは勿論、カエディア(Kaedear)などの新興メーカーや中華製の安価なものまで非常に多くのグリップヒーターが販売されています。

多くのメーカーで共通していることとしては

  • 12V車対応(当たり前w)
  • 〇段階で温度(出力)調整が可能
  • グリップエンド貫通タイプ
  • (右)φ25.4mm(左)φ22.2mm対応

などです。
対して、メーカーによって異なる機能や仕様は、

  • バッテリー電圧監視機能の有無
  • バッテリー電圧低下時の出力調整機能の有無
  • 電圧計が付属
  • グリップ径
  • メーカー保証期間
  • スイッチ一体式か別体式か
  • 熱線の巻きタイプ(全周巻きか半周巻きか)
  • 車種別専用モデルの有無

次項でそれぞれについて解説していきますので、どの機能を重要視するか、それによって選ぶ製品を決めると良いかと思います。

多くのメーカーで共通している機能

12V車対応

まず電気的な仕様として、車やバイクの多くは電源電圧12Vです。(実測定すると通常/正常時は13.8V~14.4Vくらいになります。)
USB給電式を除き、バイク用として販売されているグリップヒーターのほとんどすべての製品が12V~24V対応になっているので問題ありません。

温度調整機能

製品に因りますが、3~5段階程度で熱線(ヒーターの出力、暖かさのレベル)の温度調節が出来るモデルが多いです。
気温によって快適な温度が変わってくるため、温度調整はほぼ必須の機能ですね!
温度を高くする=出力を上げるということで、多くの電力が必要になります。
出力を上げるとそれだけバッテリーに負担を掛けるため、任意に出力を制御出来る、という点でもメリットがあります。

グリップエンド貫通タイプ

グリップ交換タイプのグリップヒーターの多くは貫通式です。

(右)φ25.4mm(左)φ22.2mm対応

国産車の多くはハンドル径φ22.2mmですので、これに対応するように設計されています。

メーカーによって異なる機能・仕様

バッテリー電圧監視機能の有無

バッテリーの劣化や何らかの不具合で充電不能となってくると、バッテリーはその消費に伴って電圧はどんどん下がっていきます。
ある電圧以下では作動させないようにする機能がバッテリー監視機能です。

一般にバッテリーはセル始動や灯火類、ウォーマー類で多くの電力を消費します。
電圧監視機能があることで、バッテリーがピンチな時にグリップヒーターによってトドメを刺す!笑、グリップヒーターが原因のバッテリー上がりを防止することが出来ます。

バッテリー電圧監視機能があるグリップヒーター
キジマ(KIJIMA)
カエディア(Kaedear)
エンデュランス(Endurance)
ホンダ(Honda)
ヤマハ(ワイズギア、Yamaha、Y’s Gear)

バッテリー電圧低下時の自動出力調整機能の有無

殆どバッテリー電圧監視機能と同じことなのですが、監視機能=バッテリー電圧低下時にグリップヒーターのスイッチをオフにしてくれますが、これに加えてバッテリー電圧が低下した時に自動的に出力(温度)を調整してくれる=出力を下げてバッテリー保護に繋げられる機能があります。

バッテリー電圧低下時の自動出力調整機能があるグリップヒーター

エンデュランス(Endurance)
ホンダ(Honda)
ヤマハ(ワイズギア、Yamaha、Y’s Gear)

電圧計が付属


バッテリー関連の繋がりで電圧計が付属されているモデルについても触れておきます。
インディケーターでおよその電圧を表示してくれるモデルを除くと、14.1V、14.3Vなどとバイクの電源電圧を目視で確認出来る電圧計が付いたモデルはエンデュランスです。

グリップ径

グリップヒーターはグリップ内部に電熱線が内蔵されるため、グリップ径が太くなりがちであり、握り心地、操作性の面でノーマルグリップに劣るのでは、という点が懸念されていました。
が、近年では純正グリップとほぼ同等の太さを実現するグリップヒーターが販売されています。
車種に因りますが、標準のグリップ径は約31mmと言われていますが、これに対して各社のグリップ径はどれくらいでしょうか?

エンデュランス、キジマ、デイトナ、カエディアなどの各メーカーのグリップ小径モデルは33mm~34mm程度です。
これに対して、ホンダ純正アクセサリーのグリップヒーターは31.6mm

ヤマハのグリップウォーマーはなんと31.4mmです。

グリップ径に関してはホンダとヤマハの純正アクセサリーが頭ひとつ抜けている状況ですね!

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メーカー保証期間

通常使用時において、故障した際のメーカー保証期間ですが、大別して6か月(180日含む)or 1年に二分されます。
半年か1年か、さらっと読み飛ばしてしまえばそれまでですが、これ、期間が2倍違いますからね笑
検討しているグリップヒーターの価格や機能が大差ない場合は保証期間で安心を買うという選択も有りかも知れません。

メーカー保証期間が6か月(180日含む)のグリップヒーター
エンデュランス(Endurance)
キジマ(KIJIMA)

メーカー保証期間が1年のグリップヒーター
カエディア(Kaedear)

※販売店によって保証期間が異なる場合がありますので、最終的には販売店舗へ確認のうえご購入ください。

スイッチ一体式か別体式か

スイッチがグリップの根本部分に内蔵(グリップと一体式)になっているか、別体式か、に分かれます。
一体式のメリットは、スイッチの分の配線が物理的に1本減りますのですっきり配線、装着が出来ます。
また、グリップを握った状態でスイッチ操作が出来る点も良いですよね。

一方で、グリップヒーターを装着する場合、多くの方はハンドルカバー(以下ハンカバ)と併用するのではないでしょうか?
スイッチON/OFF程度であれば良いですが、出力のインディケーターがグリップに内蔵されているような製品の場合、ハンカバをすると何も見えなくなりますよね笑

ON/OFFについてもハンカバを付けてしまうとパイロットランプ(ONかOFFかを確認出来るランプ)を目視することは出来なくなります。
ハンカバを付ける方にとっては、グリップ一体式かどうかは一長一短と言えるかも知れません。

別体式の場合、配線が増える、操作するためにはグリップから手を離さなくてはならない、というデメリットがある一方でハンカバをした状態でもスイッチを目視できる点はメリットと言えそうです。

スイッチ一体式のグリップヒーター
エンデュランス(Endurance)
デイトナ(DAYTONA)
キジマ(KIJIMA)
カエディア(Kaedear)
コミネ(KOMINE)

スイッチ別体式のグリップヒーター
エンデュランス(Endurance)
デイトナ(DAYTONA)
キジマ(KIJIMA)
コミネ(KOMINE)
ホンダ(Honda)
ヤマハ(ワイズギア、Yamaha、Y’s Gear)
SP武川(Special Parts Takegawa)

熱線の巻きタイプ(全周巻きか半周巻きか)

今は多くのモデルが全周巻きになっていますが、例えばPCX JF81用に販売されているホンダ純正アクセサリーのグリップヒーターは半周巻きなんですよね。ヤマハは半周巻きと全周巻きを選ぶことが出来ます。

半周巻きの場合はグリップを握った時に指先側は暖かいが手のひら側は暖かくない、ということが起こり得ます。
これを嫌う方は全周巻きを選択されると良いでしょう。

ただ、半周巻きモデルでもハンドルカバーと併用することで問題ない暖かさを得ることが出来ることがあります。

全周巻きは半周巻きよりも当然ながら電力を使いますので、バッテリーに負荷を欠けたくない、ハンドルカバーと併用する、という方は半周巻きを選ぶと良いかと思います。


全周巻きのグリップヒーター
エンデュランス(Endurance)
デイトナ(DAYTONA)
キジマ(KIJIMA)
コミネ(KOMINE)
カエディア(Kaedear)
ヤマハ(ワイズギア、Yamaha、Y’s Gear)360シリーズ

半周巻きのグリップヒーター

ホンダ(Honda)
ヤマハ(ワイズギア、Yamaha、Y’s Gear)180シリーズ

車種別専用モデルの有無

グリップヒーターは、同モデルでも複数のバリエーションで販売されていることがあります。
何が違うのか?この場合は主にグリップ長が異なるケースが多いです。
車種専用モデルは、グリップ長や配線関連、または汎用品だとスロットルなどに小加工が必要なケースにおいて、その車種向けに最適化されているモデル、ということになります。
多少は割高かも知れませんが、ほぼポン付けで取り付け出来る点がメリットですね。

車種別専用モデルがあるグリップヒーター
ホンダ 車種別グリップヒーター一覧
ヤマハ(ワイズギア) 車種別グリップヒーター(Vino、JOG、XT1200Zスーパーテネレ|XT1200Z Super Tenereなど)
ヤマハ(ワイズギア) グリップウォーマー適合表
エンデュランス 車種別グリップヒーター一覧

本記事でご紹介したグリップヒーター一覧

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