グリップヒーターの選び方は?
冬のライダーにとっては必需品ともいえる有難いアイテム、グリップヒーターのご紹介です。
USB給電式を除き、各メーカーで共通していることとしては
- 12V車対応(当たり前w)
- 〇段階で温度(出力)調整が可能
- グリップエンド貫通タイプ
- (右)φ25.4mm(左)φ22.2mm対応
などです。
対して、メーカーによって異なる仕様は、
- バッテリー電圧監視機能の有無
- バッテリー電圧低下時の出力調整機能の有無
- メーカー保証期間
- スイッチ一体式か別体式か
- 熱線の巻きタイプ(全周巻きか半周巻きか)
- 車種別専用モデルの有無
などです。
どちらの機能を重要視するか、は個人差があると思いますので、皆様が必要と思う機能があるかどうかを確認頂くと良いかと思います。
詳しくはこちらの記事で解説してありますので併せてお読みいただけると幸いです。
それでは、今回はPCX向けとして、グリップ交換型を中心におススメをご紹介いたします。
ENDURANCE|エンデュランス|グリップヒーター
まずは一番のおススメであるエンデュランスから。
なぜおススメか?それは最も機能面で充実しているからです。
https://endurance-parts.com/
エンデュランスのグリップヒーターは、薄型スイッチモデル(SP)、電圧計付きモデル(HG)、HGモデルのスリムタイプ(HGスリム)、ワンタッチで簡単に装着可能なモデル(OPMID社製)などのラインナップあります。
この中で、SPモデルとHGモデルはヒーターがグリップの熱線が全周巻き、バッテリーチェック(電圧チェック)機能が付いているという点が特徴的です。
https://endurance-parts.com/
SPモデルはインディケーターで電圧をお知らせしてくれます。
https://endurance-parts.com/
HGモデルは電圧計が付属されており、これも他には無い特徴的な機能と言えます。
電圧計があることで、リアルタイムに目視で電圧変動状況を確認することが可能です。
https://endurance-parts.com/
また、レギュレート機能により、予め設定した任意の電圧レベルに合わせて出力が調整されます。
これにより、アクセルオフ時に電圧が安定しないような車種でも手動で出力レベルを調整する手間がなくなります。
https://endurance-parts.com/
また、車種別専用モデルがラインアップされている点も嬉しいですね!
他社との比較でマイナスポイントとしては、やや価格が高いこと、保証期間が6か月であることです。
管理人のおススメはHGモデルです。
PCX JF81/KF30/KF38用はこちら
PCX JK05/KF47用はこちら
Kaedear|カエディア|2021年版 グリップヒーター 130mm/22.2mm スイッチ一体型
続いてのおススメはカエディアのグリップヒーターです。
カエディアのおススメポイントは、バッテリー電圧制御機能が搭載されていながら実売価格が安価な点です。
2021年最新モデルは、作動電圧が11.8V~15Vに設定されております。
バッテリーが弱っているようなケースにおいて、グリップヒーターをONにしたがために、、、バッテリーにトドメを刺す!ということが無いようになっています。
スイッチはグリップ一体式、熱線は全周巻きで、保証期間は1年間です。
この内容で実売価格7,000円台は非常に魅力があると思います。
また、カエディアはTwitterなどにおいても積極的にユーザーとコミュニケーションを図り、製品改良のための意見収集をされています。
管理人も何度か質問や改善提案をさせていただいたことがありますが、数時間~1日程度でレスポンスがありました。
クイックで真摯な対応に驚いたとともに他社(特に大手企業)にはなかなか真似できない、カエディアならではの強みではないかと思います。
DAYTONA|デイトナ
デイトナのグリップヒーターの特徴は以下の通りです。
- 12V車専用設計 グリップエンド貫通(バーエンドの装着可能)。
- 細めのグリップを採用。グリップ外径約φ34mm(左右共)操作性良好!
- グリップ内径:(右)φ25.4mm(左)φ22.2mm
- 最大4分間の急速暖房機能(クイックヒート機能)を搭載。
- H.I.D.システム装着車取付可。※電源ONにする前に、必ずエンジン&H.I.D.システムを始動させてください。
クイックヒートとは・・・
電源ON時に最大出力(LEVEL4)で4分間急速暖房を行なう機能です。(急速暖房を行ないたくない場合には、再度ボタンを押すことでクイックヒートをキャンセルできます。)
※発電能力不足の車両やバッテリーレス車には使用不可なのでご注意ください。
PCXは前年式で適合します。
HOT GRIP ヘビーデューティー4Sn(スイッチ別体)
スイッチが別体式となっており、ハンドルなど任意の場所に取り付けることが出来るモデルです。
他メーカーとそん色ない機能で実売5,000円台と安価である点がおススメなポイントです。
デイトナ|HOT GRIP ヘビーデューティー ビルトイン4Sn(スイッチ一体)
スイッチがグリップに埋め込まれており見た目がスタイリッシュなモデルです。
KIJIMA|キジマ
キジマは、Web上にある適合表などでPCX JF81用のグリップヒーターを確認することが出来ませんが、基本的に115mmのグリップヒーターを装着することが出来ます。
グリップ径は33mmとスリムに作られています。
グリップヒーター GH08 全長115mm スプッシュスイッチ/h5> スイッチ別体式、電圧制御機能付き(12V以下で自動的にスイッチオフ)モデルです。
ハンドルやハンドルブレースなど任意の場所にスイッチを取り付けることが出来ます。
グリップヒーター GH07 全長115mm スイッチ一体タイプ
GH07はスイッチ一体式、電圧制御機能付き(12V以下で自動的にスイッチオフ)、5色のLEDインジケーター表示のモデルです。
スイッチを1回押すごとに出力を切り替えることが出来ますが、本製品にはメモリー機能が搭載されていますので、前回使用時(終了時点)の出力レベルを維持することが出来ます。
HONDA|ホンダ グリップヒーター 08T70-K96-J00
ホンダ純正アクセサリーのグリップヒーターです。JF81/KF30/JF84に装着可能です。
特徴としては、熱線が半周巻きであること、各社と比較して価格が最も高いことです。
一方でホンダ純正アクセサリーとしてのステータス(所有感)、アフターパーツですが純正である安心感は唯一無二の存在と言えます。
また、ホンダ車両標準装着グリップのφ31.0mmなのに対して、ほぼ同等のφ31.6mmというグリップ径になっています。
多くのメーカーが小径という謳い文句でφ33mm、φ34mmのグリップですので、この点ではホンダが圧勝ですね。
なお、2021年新型のPCXであるJK05、JK06、KF47(PCX160)向けのグリップヒーターは全周巻きのモデルにバージョンアップされています。(価格も上がっていますが。。)
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